昨日死んだ

コミュ障なので面白いことが言えない根暗なブログ

鑑定士と顔のない依頼人

鑑定士と顔のない依頼人」を観ました。

 

ジェフェリー・ラッシュ演じる厳粛な鑑定士が

不思議な依頼人クレア・イベットソンに

惹かれるイタリアの恋愛ミステリー映画です。

 

率直に言えば

なんて後味の悪い映画なんだろうと思いました

ネットで検索しても似たような感想が多かったです。

これは完全に個人的な意見ですが

映画見る時って、楽しいのを期待して観ているんですよね。

観ていくうちに不穏過ぎて、ハッピーエンドにならないと

わかっていながらも

「あぁ・・・・」

身も蓋もねえよって感じの終わり方でした。

観終わった後、後味の悪さで落ち込みましたよ。

観るんじゃなかったという気持ちにすらさせられました。

 

ネタバレしないように話しますが

厳粛で、二次元の絵画にしか興味ねーよって

童貞紳士のヴァージル。

ある日姿を見せない依頼人クレアと出会います。

このクレアはクレアで、現代でも問題になっている

アレなワケです。

そんな二人は最初激しくぶつかったり、

クレアのメンヘラ丸出しに辟易しながらも

徐々に惹かれあっていきます。

ヴァージルも次第に人間らしくなっていくのですが・・・・。

 

もう最初から不穏な空気が流れ始め

それでも良くなるだろうと思い観続け

どんどん増す不穏な空気と嫌なフラグ。

最後まで緊張状態で観ました。

長いし疲れてしまった・・・・。

 

 

綺麗に終われば良かったんですけどね

あのラストは監督曰くハッピーエンドだとか。

あれのどこがハッピーエンドなのかと思います。

劇中の

「いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む」

って台詞がヒントだともいわれています。

 

本当の愛を知らなかったヴァージルは

本当の愛を知ってしまいます。

それは贋作かもしれないし、そうじゃないかも

ラストの解釈によって違うとの主張もあります。

愛を知れたヴァージルは幸せである、という解釈。

でもあんまりの仕打ちよ・・・・

仕事に打ち込んでいれば、多少は紛らわせられたかも

知れませんが、ヴァージルにはその仕事ももう

残されていないのです。

人から全ての希望を奪い去って、それがハッピーエンド

だとは到底思えません。

 

私の考えでは

ヴァージルは妄想でもなんでもなく、

クレアが語った思い出の地へ赴いて、彼女を

感じたのだろうと思います。

来ないのを承知で、美しい思い出として大切に

したかったのかな、と。

そうでもしなければ、余りにも浮かばれません。

 

大切な人を失った気持ちがわかるからこそ

余計悲しい気持ちにさせられます。

またヴァージル自体がもっと嫌な人間や悪党として

描かれていれば、納得のいく終わり方かもしれませんが

ヴァージルの視点で描かれているので

ヴァージルに感情移入してしまい

観終わってスッキリなんて感じにはなりません。

ラストまでの因果関係の描かれ方が半端なのもあります。

憶測でしか感じられないからです。

何を思ってこんな終わり方にしてしまったのでしょうか。

 

愛がテーマで愛を描こうとしたからといって

こんな終わり方にしなくても・・・・

この後味の悪さは「ペイ・フォワード」を

思い出すううううう

例えば「セブン」なんかも後味悪いっちゃ悪いんですが

最初からいい話として描かれてないので耐えられます。

ペイ・フォワード」とかいい話みたいに

描かれているので、ラストに落胆させられました。

救いが・・・・なさすぎる・・・・!!

 

正直もう観ませんw

映画全体の雰囲気は非常に落ち着いていてお洒落です。

うっとりするような世界観です。

絵画とか洋館とか出てきますから。

あと主役のジェフェリー・ラッシュが素晴らしすぎるけど・・・・

この人「パイレーツ・オブ・カリビアン」で

バルボッサ船長演じてるんだよなああw

あの小汚いバルボッサ船長と、厳格な鑑定士

全然タイプが違うので、その辺は見比べると面白いかもしれません。

確か「パイレーツ」のプロモーションで

来日しようとしたら薬物か何かで来日出来なかった

ニュースを見た気がしたけど、検索しても出てこない・・・・

その当時は「へえ私生活でもリアルバルボッサなんだなあ」

と感じた記憶があったのだけど

見つからないから夢だったんだろう・・・・w