昨日死んだ

コミュ障なので面白いことが言えない根暗なブログ

戦争映画はいつでも悲惨。「ディア・ハンター」

今日は映画「ディア・ハンター」を観ました。

 

ディア・ハンターとはベトナム戦争の悲惨さを

謳った名作と言われています。

 

主演はロバート・デ・ニーロ

舞台はアメリカの平和な田舎町ペンシルベニア

映画の冒頭はそこに住む若者たちの生活を描いています。

狩猟が好きな寡黙な男マイケルを演じる

ロバート・デ・ニーロ

マイケルの友人でリンダと婚約したばかりの

ニック(クリストファー・ウォーケン

結婚したばかりのスティーブン

その他仕事場の仲間スタン、アクセル、ジョンなど。

 

リンダ役見た事あるなと思ったらメリル・ストリープでした。

若い頃綺麗でしたね。

しかしアメリカの若者無茶苦茶すぎる。

今では考えられない飲酒運転シーンが満載で

とにかく大人数で騒いでいるシーンがほとんどです。

前半がペンシルベニアでの生活、仲間とのバカ騒ぎ

シーンばかりです。

アメリカの若者ってバカ騒ぎ好きだよナ。

 

スティーブンの結婚シーンで教会が映されますが

モスクのような雰囲気で違和感を覚えました。

調べるとどうやら登場人物がロシア移民のアメリカ人

なので、ロシア正教の教会なのかもしれません。

 

そんなバカ騒ぎをする田舎にもベトナム戦争の不穏な

空気が漂い、徴兵でデニーロ、ニック、スティーブンが

出兵することになりました。

ベトナムの戦場で再会した3人は捕虜にされ、

銃に少し弾をこめて、自ら引き金を引く博奕

ロシアンルーレットを強要されます。

鬼気迫るシーンですが、このシーン以外で

戦争映画の発砲や爆撃シーンはありません。

 

無事帰還したデニーロは知ってしまった戦争の

悲惨さや、ベトナムから帰って来ない親友ニックを

案じたりと、元の生活に戻れはしませんでした。

こうして文字で起こすと淡々としていますが

前半ののどかな日常生活シーンが長く描かれていた

為に、帰還後が強く対比されます。

 

ベトナムロシアンルーレットをし続けるニックを

迎えに行きますが、悲惨な結果に終わります。

親友と故郷に帰れなかったデニーロ、

結婚したばかりのスティーブンは体の一部を失いました。

ニックは正気になりませんでした。

個人的にはロシアンルーレットのシーン以上に

ラストに皆で歌ったアメリカを称える歌が

より一層虚しさを感じさせた。

 

犠牲になった人たちは、その戦争に意味があったと

思えなければ浮かばれない。

戦争そのものが間違っていたとしても、

間違いだったねと言って、同じ間違いを犯さない

ことでしか浮かばれない。

 

ロシア系移民の登場人物が、米ロの代理戦争と

言われたベトナム戦争に巻き込まれ、

ロシアンルーレットを強要されるという

なんとも複雑な設定でした。

また作中で行われた捕虜に対し強要された

ロシアンルーレットをするのは史実にはないそう。

アメリカ視点なのでベトナム人が悪党に描かれるのは

当然なので、違和感はありませんでした。

ロシアなんかしょっちゅう悪党役ばかりですし。

所詮映画です。ベトナム戦争の悲惨さは事実ですが。

 

史実にないからなかったとは言えないほど

悲惨でカオスなのが戦争なので

この捕虜に行った行為が史実かどうかは

この作品で争点ではないんじゃないかなと思います。

カジュアリティーズ」でも

正気を失い、悪を懲らしめる為に行われる

えげつない行為が正義に差し替えられる狂気を

描いていました。

そこにあるのは残虐な行為云々ではなく

それを平気でさせる戦争の恐ろしさです。

 

近年反戦映画は減ったと言われていますが

ハリウッド映画不況と言われてる時代に

作られるのは当然エンターテインメントに富んだ

作品が多いんじゃないかなと思います。

それに今のアメリカの仮想敵国ってはっきりしませんから。

表面上はロシアとかテロリストなんですけどね

これが数年後には変わるかもしれませんし。

話は逸れましたが

 

戦争映画はいつでも悲惨!!

 

楽しい映画を期待するならオススメはしません。

楽しいだろうと思って観たワケじゃないけど

やっぱり元気をもらうって感じの映画ではないそりゃそーだ

主題歌の「Cavatina」はすごく好き。

 


カヴァティーナ  村治佳織 UPC‐0064

 

CAVATINA

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